私の質問(3回目)
市職員提案制度についての3回目の質問となります。
採用提案者に対する人事評価への反映は、本人へのインセンティブばかりでなく、組織の活性化や市政の効率化へも繋がるものと評価いたします。加点につきましては、様々な点を考慮して、総合的に判断されて来たものと思いますが、是非継続して頂きたいと思います。
さて、吉川英治記念館の運営についてであります。今年度の課題提案の中に「吉川英治記念館の持続的な運営について」という項目も入れていたとのことであります。しかしながら、
(1)あまり提案はなかったと聞き及んでおります。まず、件数及びどのような提案があったのか伺います。
(2)その上で吉川英治記念館の運営につきましては、4月からの新年度も課題提案として頂きたいと思っているのですが、この点についてお聞きします。吉川英治記念館が市の施設として、9月にオープンする予定であります。運営については指定管理とする方向ですが、私は、以前全員協議会の場でコンサルタントを入れることを提案しました。その意図は、若い人の意見、感覚を取り入れる事が今後の運営に必要なこと、また、吉川英治を知らない人にどう広げて行くかということが、記念館の運営上極めて重要と思うからであります。この点に関し、職員の特に若手職員の意見を聞いてみたいと思います。そして、そこから出て来る意見を今後の運営の参考にして頂きたいと思っています。オープンが近づく新年度になれば、関心も高まり、若い職員の提案も期待できるのではないか、新年度も引き続き課題提案とし、提案を奨励して欲しいと思いますが、市長の答弁を求めます。
(3)4月の新年度になると、吉川英治記念館のオープンに向けての動きがより具体化して来るものと思います。吉川英治記念館の運営を成功に導くためには、内外への発信を強化し、より一層の機運の盛り上げが必要不可欠であります。そのためにはまず、庁内の関心を高めて行くことが重要と考えます。私がお聞きしている提案制度はその1手段であると思っています。新年度、教育部文化課の中に、吉川英治記念館担当を置くとのことで、私は、大変結構な事だと思います。吉川英治記念館が市民の財産として十分機能するためには、市役所挙げての叡智を結集することが求められると思いますが、吉川英治記念館運営成功に向けての市長の決意を伺い質問とします。
市長答弁(3回目)
課題提案の「吉川英治記念館の持続的な運用について」は、創業者などを対象にしたコミュニティ型ワークスペースとして活用する提案が1件ありましたが、採用とはなりませんでした。記念館の運営に当たっては、施政方針演説でも申し上げましたように、貴重な資料を確実に継承するだけでなく、吉川氏が旧吉野村の人々と取り組んだ地域活動への情熱などを、地域の人々とともに後世に繋ぎ、名誉市民である吉川氏の功績を顕彰していかなければならないと考えております。こうしたことも踏まえ、吉川英治記念館運営事業については、第二期青梅市まち・ひと・しごと創生総合戦略において新規事業と位置付けいたしました。記念館の来館者数は減少傾向が続いておりました。従前と同様に資料展示を行うだけでは、この傾向を変えることは難しいと捉えています。従来とは異なる発想による企画展示やイベントの実施、更には地域団体との連携を進めて行く必要があります。 吉川英治記念館の運営について、職員提案の課題提案のテーマとすることは、記念館という対象が分かり易いことや、市としての運営実績が無いことで、既成概念にとらわれず自由な発想で検討できることから、今まで提案したことのない職員も提案しやすいものと考えます。こうした考えのもと、本年9月7日の英治忌に新生吉川英治記念館をオープンするにあたり、職員提案の課題提案のテーマとして、吉川英治記念館の運営について取り上げたいと考えております。吉川英治記念館の再開は、市民だけでなく、全国のファンから大いに期待されています。これに応えていくためには、職員提案によるアイデアだけでなく、多くの英知を結集し、オール青梅で取り組むことが有効であります。記念館については、「あそぼうよ!青梅」の考えのもと、市内外に連携を広く呼びかけ、多くの方々との協力関係を構築することで、本市を代表する魅力ある拠点へと成長させてまいります。
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