***平成29年2月議会一般質問***
「病児保育事業の推進と病児対応型保育施設の早期設置について」
◆(質問・1回目)
通告に従いまして質問いたします。
1、大きな1番目として「病児保育事業の推進と病児対応型保育施設の早期設置」について質問いたします。
病児保育事業に関しては、昨年12月議会の一般質問で、自民クラブの鴨居議員が子育て支援の一施策として取り上げ、本市の見解を質問しております。私はこの質疑を踏まえ、早期の具体化をめざし、具体的な市民の要望に沿って質問したいと思います。
(1)本年1月のある新年会の席でした。ある若い女性の方が私の席に来られ「市議会議員さんとお聞きしました。青梅には病児保育の施設がありません。是非青梅にも病気の時に受け入れてくれる保育施設を作ってください。子供が高熱を出し、主人も私も勤めを休めない中、預かってもらえる所を必死に探し、最終的に福生の病児保育施設で預かってもらい、本当に助かりました。空きが有って入れたので、ラッキーでした。福生にあるのですから、是非青梅にも作ってください。」と強く訴える訳です。場所も場所ですし、後日お会いし詳しくお聞きすることとしました。その方は青梅に住んで7年になります。ご主人は八王子に、本人は市内で共にフルタイムで働いておられます。6歳になるお嬢さんが一人おられ、保育園の年長児です。ご主人は埼玉・本人は山梨の出身で共に両親はおられますが、高齢かつ遠方のため、いざという時の手助けはできません。また、近くに頼れる親族は居られないそうであります。青梅に居を構えた理由を聞きましたところ、両親からの距離のほぼ中間であること。そして、なによりも青梅は子育てがしやすいと思ったからだそうであります。そして、その子育てがしやすい第一の理由は、青梅は保育園に入りやすい。これが第一最大の理由だったそうであります。ところが、その子育てがしやすい青梅、保育園に入りやすい青梅に、病児の保育施設がない訳であります。
その方の具体的なお話の内容であります。
6歳のお嬢さんは本年1月10日の夜発熱。午前1時には39度、午前3時には39.3度、明けた11日は会社に連絡し、お子さんの保育園を休ませ、クリニックを受診します。(保育園は登園時37.5度以上では受け入れません)インフルエンザは陰性でしたが、発熱から24時間を経過していないため疑いははれません。青梅市内で病後児保育を行う、青梅ゆりかご第二保育園(通称かりん)に電話をし、翌日の受け入れを打診しますが、
・まずは登録が必要で、30分の面接があり、面談には子供を連れて行けないこと。また、
・当園は病児はダメ、回復期のみであり、受け入れは不可と言われたそうであります。
11日は本人が会社を休みましたが、連日で休むことは大変難しいため、近隣の病児保育室をネットで検索、福生の病児保育室(通称あんず)を知り、問い合わせたそうであります。すると、福生の病児施設(あんず)では。
・予約は前日ですが、登録手続きは当日でOK。
・予約は福生市民優先のため、問い合わせは午後5:30〜6:00、この時間で要員枠があれば受け入れ可とのこと。幸いにその日12日に枠が有り、お嬢さんを預けることができたとのことであります。預けられたことで本人・ご主人とも安心して仕事ができ、お穣さんはインフルエンザ検査や当日朝おってしまったやけどの治療もしてもらったとのことであります。
・午前8時から午後6時まで預け、利用料金は福生市民が1000円、市外の人が2000円と、安価であったことも非常にありがたかったとお話下さいました。
(2)以上がその方から伺ったお話の概要ですが、お話の中に示唆に富む多くの事柄が含まれていると思います。また、これはたまたま1市民の訴えですが、お子さんが病気の時保育園に預けられず、困っている保護者が市内にはかなり多くおられるのではないか?と思いこの質問を行うに至った訳であります。そこで、まず本市に於けるこの病児保育について整理します。病児保育とは「やまいの病に児童の児と書きます。」東京都病児保育実施要綱によりますと、
・第一に、事業の目的では
保護者が就労している場合等において、子供が病気の際に自宅で保育が困難な場合がある。こうした保育需要に対応するため、病院・保育所等において病気の児童を一時的に保育する。とし
・第二の、事業主体では
実施主体は、区市町村とする。とし、
・第三の、事業内容は では
保育を必要とする乳児・児童又は保護者の労働もしくは疾病その他の事由により家庭において保育を受けることが困難となった小学校に就学している児童であって、疾病にかかっているものについて、保育所、認定こども園、病院、診療所、その他の場所において保育を行う事業とされています。
そして、第四の事業類型では、4類型が示されています。4類型とは@病児対応型、A病後児対応型、B体調不良時対応型、C非施設型(訪問型)であり、そのうち
@ の病児対応型とは
児童が病気の「回復期に至らない場合」であり、当面の症状の急変は認められない場合において、当該児童を病院・診療所・保育所等に付設された専用スペース又は本事業のための専用施設で一時的に保育する事業とされています。そして、残念ながら青梅には、現在この病児対応型施設はなく、先ほどの方が預けた福生の(あんず)がこれに当たります。
因みに
A の病後児対応型は、児童が「回復期」であり、集団保育が困難な場合、病児対応型と同様の専用施設で一時的に保育する事業であります。本市に於いては、先ほどの方が問い合わせを行った、青梅ゆりかご第二保育園(かりん)がこれに当たります。
そして、
B つ目の「体調不良児対応型」は、児童が保育中に微熱を出すなど「体調不良」となった場合において、看護師を置き、緊急的対応を取ることのできる事業で、本市に於いては、河辺、畑中に加え千ケ瀬・長渕の4保育園がこの事業を行っています。
4つ目は非施設型(訪問型)でこれも現在市内にはありません。
青梅市は、青梅市まち・ひと・しごと総合戦略に於いて、青梅市の目指す基本目標の第一に「子どもを生み・育て、将来にわたり暮らしやすいまちの実現」を揚げ、とりわけ浜中市長は子育て支援に力を入れておられます。人口流失に歯止めをかけ、青梅に子育て世代を呼び込み、活力ある青梅を作るためには、保育園の充実は欠かせません。保育園機能の充実の観点からは、病児保育の拡充が必須の要件と私は考えます。青梅に全く縁の無かった子育て世代の方が、青梅に居を構えてくれた。大変に有り難いことであります。でも、そこで一番困ること、それは子どもが病気になった時の対応であります。子どもの病気は働く親にとって、最大の関門となります。病児保育の重要性が、正にここにあると思います。
3)市長に、まず3点お伺いします。
@ 本市には病後児対応型が1園有るだけで、病児対応型保育施設はありません。この状況をどう捉えておられますか?また、病児保育の必要性をどう認識されますか?
A 平成25年度の時点で、国の少子化対策として補助を受けている病児保育施設は、全国に1705か所あると報道されております。
病児対応型は福生の他、羽村にも出来ています。そこで伺います。26市の実施状況を、4類型についてお答え下さい。また近隣市の実施状況と実施にむけての動向についてお教え頂きたいと思います。
B その上で、病児・病後児対応型施設の新・増設、とりわけ現在一つもない病児対応型施設の早期設置が、喫緊の課題と考えますが、市長の見解をお伺いします。
市長答弁(1回目)
はじめに、病児保育事業の推進と病児対応型施設の早期実施についてお答えします。まず、病児保育事業についてであります。
急速な少子化の進展や保護者の就労環境の変化に伴い、子供を取り巻く環境が著しく変化する中で、保育ニーズの多様化が進み、社会全体で子供・子育てを支援する仕組みの構築が必要とされています。青梅市といたしましても、子供・子育て支援事業計画に基づき、安心して子育てができる環境を整備するなど、子供・子育て支援に取り組んでおります。 このような中、病児保育事業につきましても、子供・子育て支援事業計画の策定に当たり、ニーズ調査を実施しました。その結果を見ますと、病児・病後児を他人に看てもらうのは不安であるとする意見や親が仕事を休んで対応するとの意見が多くありました。しかし、一方では、できれば病児・病後児のための保育施設を利用したいといった回答もあり、その必要性は十分に認識し、子供・子育て支援事業計画においても、検討を行うこととしたところであります。
次に、平成28年4月1日現在で、把握しております26市の実施状況でありますが、病児対応型を実施しているのは22市であります。また、病後児対応型を実施しているのは、25市であります。
近隣の昭島市・福生市・羽村市および、あきる野市の4市における4類型の実施状況でありますが、病児対応型はあきる野市を除く3市で実施しております。なお、あきる野に所在する阿伎留医療センターにおいては、平成30年度から実施予定であります。
病後児対応型につきましては、青梅市と近隣4市のいずれも実施しております。
体調不良児対応型に付きましては、青梅市では、河辺保育園、ちがせ保育園、長渕保育園および畑中保育園の4園で実施しているといころでありますが,近隣4市ではいずれも実施しておりません。
次に、病児保育事業実施施設の新・増設についてであります。現在1園で実施しております病後児対応型につきましては、利用率が、25年度16%、26年度は11%、27年度は9%であり、現時点では、増設は考えておりません。
体調不良児対応型は、平成27年度まで、2園だったものが、平成28年度から4園となりました。今後も各保育所に対し、実施に向けた検討を引き続きお願いしてまいります。
病児対応型でありますが、現在、近隣市や人口同規模の市及び保育所で実施している市に於ける施設の確保、職員体制、医師との連携、採算面、問題点についての状況把握を行っております。
今後、医療機関で行う場合と医療機関でない施設が実施する場合の要件の整理や課題の見極めを行い、病児対応型の設置について検討してまいります。
2〜3回目の質問と市長の答弁へ・・・詳細はこちら
〒198-0063
東京都青梅市梅郷6-1511
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