***小中学校児童・生徒の学力アップについて***
◆冒頭の意見
全国学力学習状況調査の結果、市内の小中学校児童・生徒の学力は、国語・算数・数学の全科目において東京都平均のみならず、全国平均をも大き下回っている。私は、平成25年度の市長との懇談会でこの問題について質問し
当時の教育長から5年後には東京都平均を上回るまでにするとの回答を得た。学力向上は一朝一夕に出来るものではなく、粘り強い努力と多くの課題解決が必要であるが、特に家庭教育の充実と家庭・学校・地域の連携が重要と考え質問する。
**一回目の質問**
*質問
5年間で東京都水準を上回る目標のビジョンを示していただきたい。
その上で、(1)@教育における家庭の重要性をどう捉えているか?
*教育長の答弁
教育委員会は「学力向上5ヵ年計画」を策定した。内容は家庭学習の定着及び充実に向けた啓発資料の作成、習熟度クラス及び少人数クラスの導入等7項目におよびます。
@家庭教育は全ての教育の出発点、大変重要な場と捉えている。東京都が行った調査で当市の児童・生徒の家庭での学習時間が少ない。対策として冊子「家庭学習のすすめ」を配布、説明し児童・生徒・家庭への啓発をすすめている
*質問
A家庭教育の充実というテーマの具体的取り組みについて、お聞かせ下さい。
*教育長の答弁
A小学校の1例として家庭学習の目標時間を「15分×学年の数」として、毎日宿題として取り組み、5月当初は52.5%の達成率が10月には78・6%に延びた。この取り組みを他校にも周知しました。
*質問
B家庭教育の原点は親子・祖父母と孫等とのふれあいと考えている。子供とのふれあいの時間をほんの少しだけでも増やす就寝前に10分間だけ、読み聞かせをしましょう。そんな啓蒙活動、PRをしたらどうか?見解を伺いたい。
*教育長の答弁
B家庭教育において、親や祖父母とのふれあいは欠かせないものと捉えています。しかしながら、近年共働きや核家族化が進む中、ふれあいの時間は減少傾向です。親子読書への取り組み・地域のイベントを通してのふれあい等、全校へ発信し啓発してまいります。
*質問
C学力レベルの高い県、具体的には秋田・北陸3県等の家庭の有り様に参考となる点は無いか?そこに研修に行ったら、どうか?見解を聞きます。
*教育長の答弁
C学力レベルの高い他県への研修については、大分県豊後高田を視察。同市は土曜補習を全国に先がけて実施し、数年かけて県内トップレベルまで押し上げた。当市のサタデースクールの参考にした家庭学習・家庭教育の充実の観点から先進市視察を検討します。
*質問
(2)家庭・学校・地域の連携について。私は子供は見守られることで、成長すると思っている。その点から、地域の人々の子供達への見守りが重要と考える。子供達の発表の場を親達が見て
やる。地域の人々が見守ってやる事が成長の糧となると思う。この観点から
@「学校運営連絡協議会」の役割と機能はどういうものか?その意見は教育現場に十分反映されているか?伺います。
A学校と地域がより密接な関係を築く方策は何かありますか?
*教育長の答弁
(2)@ A 家庭・学校・地域の連携についてお答えします。
@「学校運営連絡協議会」は校長が保護者や地域住民と意見交換を行うことで、地域に開かれた学校づくり、教育内容の充実等を目的に全小中学校に設置。学校の経営方針・教育活動に関し
様様な事項の協議を行うことを目的としています。同協議会の役割には学校評価がある。校長は学校評価の結果や結果に至る協議をもとに、次年度の学校経営方針に生かしています。
A教育活動の充実には地域と密接な関係が必要不可欠。学校でも祭事等地域の伝統文化の継承に取り組む他、「防災訓練」や「清掃活動」への参加を通して、地域との連携協力を築いています
**二回目の質問**
◆冒頭意見
勿論学力は子供達の評価の一面に過ぎません。環境の良い青梅で伸び伸びと成長することが第一で、知育・体育徳育の三つの面で健やかに成長する子供達の手助けをするのが大人たちの務め。されど、学力です。学力の向上は子供達の
将来の可能性を広げることです。今様様な取り組みが実施されているが、これを是非継続し、常に点検して欲しい。
答弁の中でも、私としては、・家庭学習の時間確保の取り組み・児童・生徒・保護者への家庭学習の啓発活動・公開授業 参観者を増やす取り組みについては是非積極的に取り組んでいただきたい。また、教育先進地への視察に行っていただき
良い物はどんどん取り入れていただきたい。そして、東京都レベルを目標に、まずは全国レベルへの引き上げを強く希望する。
*質問
@2回目の質問です。サタデースクールの実施拡大である程度の学力底上げが期待できるが、同時に中位上の子供達の更なるレベルアップが必要。そのためには、どのような施策が必要と考えているか?
*教育長の答弁
@「青梅サタデースクール」は28年度で全校実施する。全校実施後は、対象学年の拡大や学習内容の幅を広げる等の改善を図り、発展学習にも対応することで、中堅以上の子供達の更なるレベルアップを図って行きたいと考えております。
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