私の質問 (2回目) 新市民ホールについての2回目の質問を致します
青梅市には音楽ホールが一つもありません。加えて、旧市民会館にはひな壇式で、585席・車いす10席の大ホールがあった事を考えれば、市民の皆様が新市民会館に同程度のひな壇式ホールが出来ると考えるのも無理からぬところと考えます。特に音楽関係の文化団体には、雛壇式ホールへの強い要望があります。音響の良いホールで演奏したい、このお気持ちは、私も高校時代一時合唱部に入っていた事もあり、十二分に理解できます。現時点での検討のベースは、800人から1000人規模の平土間、つまりバンケット・コンベンションスペースに仕切りをし、可動式のひな壇型観客席を設置するというものです。しかしながら、音響面を考慮するなら、むしろ固定式の観客席を考えた方が合理的で、かつコスト的にも安価かもしれません。つまり、100のバンケット・コンベンションスペースの内、50:50、あるいは60:40場合によっては70:30、大きくなくても良いから、1つを音響の良いホールとし、残りをバンケット・コンベンションスペースとする。固定式観客席の独立した音楽ホールを作るというものです。私は是非これも検討課題に加えて頂きたいと思います。
音楽関係の団体の方々は音響の良い、500〜600席のホールを理想としているようです。ここからは、私見となりますが、私は大きくはないが、中味の濃い音楽ホール、音響だけは、都下26市のホールで最も良いと言われる物を作るくらいの事を考えたらどうかと思います。身の丈に合わないと言われるかもしれませんが、何か特徴のあるもの、市内外に売りになるものでなければ、集客には繋がらないと思います。稼働率を上げるには、目的のはっきりした物でなければならない。1000人規模のコンベンションホールを作っても、特徴が無ければ継続的に人を集めるのは難しい。多目的が無目的と批判される事になるかも知れません。「青梅のホールは収容人員は多くないけど、音が良い、都内でも有数のホールだよ。」と・・市長、市長に是非私は聞いて頂きたいのですけれども、音が良いということが評判になると、自然に人が集まってくる。これ、浜中市長の力でやったホールだよと。私は何か、浜中市長の手で、やはり青梅が後々胸を張れるようなものを残して頂きたい。その一つとしてこのホールを考えてもらいたいなと思っているのです。幸いな事に、最近青梅出身の有名な演奏家が増えて来ています。世界で活躍する、郷土出身の演奏家が、喜んで地元のホールで演奏するような事にでもなれば、青梅市の文化向上に大きく貢献すると思います。1昨年、平成29年の市主催の成人式で、世界で活躍されている正田彩音(あやね)さんが、成人の代表としてピアノを演奏して下さいました。それはそれで、大変良い企画であったと思いますが、出来れば彼女の演奏を、いや、彼女と限らず青梅出身の有名演奏家の演奏を音響の良い青梅市のホールで聴きたいものです。本件を含む公共施設の再編計画の基本的な考え方は、縮充であります。即ち、統合等で縮小はするが、中味は充実させるというものです。私見は、縮に加え、充にも重きを置いた提案と受け取って頂いて結構です。厳しい財政状況の中でも、後世に残るレガシーを残して置くことが無ければ、青梅の魅力を高め、青梅に住み続けたい人を増やすことには繋がらないと考えます。以上私見を申し述べました。新市民ホールに付きましては、勿論特別委員会の議論が前提となりますが、平土間式のホールの中に可動式のひな壇型観客席を入れるという案に加え、是非音響の良い、独立した固定式観客席のホールも検討に加えて頂きたいと思いますが、市長の見解を伺います。
市長答弁(2回目)
本事業につきましては、市民の期待も大きいことから、改めて市民意見を聴取し、今後の進め方の参考にすることにしております。本年度におきましては、市民アンケートを実施しております。アンケートの内容といたしましては、ホールの形態や規模、ホール以外で希望する公共施設、民間賑わい施設の業種であります。アンケートの実施方法は2つの方式で実施しております。インターネットを活用したものと、従来から実施している郵送方式であります。郵送方式につきましては、現在、集計分析中でありますが、インターネット方式で実施しました結果につきましては、既に整理されております。この中で、ホールの形態と設備につきまして、最も支持の多かったものは、「多機能型ホールを一つ建設する方が良い」とするもので、約半数の44.5%の方が選択されました。多機能型ホールとは、平土間式ホールに、可動式のひな壇椅子を導入することで、劇場型ホールとバンケットホールのいずれの形も利用できるホールと定義しております。回答理由といたしましては、「コストがかかるから」が多いお答えでした。2番目に多かった回答は、「劇場型ホール・バンケットホール・多機能型ホールいずれも不要と考える」で、21.5%、その理由としては、「コストがかかるから」が、一番多く、他の施設で代替するという認識を示す人も、一定数いらっしゃいました。希望するホールの形態で3番目に多かったお答えは、「劇場型ホールのみ必要」で17、5%でした。理由として特徴的なものはなく、様々な意見に割れる結果となっております。「劇場型ホールとバンケットホールは分けて別々に建設する方がよい」とのご希望は14%という結果でありました。この結果のみをもって判断することはありませんが、ホールは不要とのお答えも2割を超えていることも十分に留意しながら、把握に努めている市民意見や、厳しさを増している財政事情なども幅広く考慮し、施設のあり方について今後の議論の方向性を決定していく考えであります。
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