私の質問(4回目)
1、4回目の質問となりますが、個人で自動録音装置を設置する場合の補助についてであります。勿論予算上の制約はありますが、東京都の補助制度を要請する等、引き続き検討を深めて頂きたいと思います。
2、さて、東京都で見た場合、「特殊詐欺」による犯罪件数・金額とも増加している現状ですが、一方市民の関心は高まっており、各種通報等で未然に防止した例も数多くあります。青梅警察署から頂いた資料によりますと、
(1)電話を耳にあて、誰かと話ながらATMを操作している人を発見した男性が、詐欺に遭っているのではと、近くの交番に駆け込み、現金の振り込み手続きは終わっていたものの、引出し前に口座を止め、現金が被害者に戻った例、
(2)タクシーの運転手さんが乗客がオレオレ詐欺の犯人と気づき、営業所を通じて警察に連絡したことを端緒に、オレオレ詐欺犯人を検挙した例、
(3)金融機関に来店した被害者が高額な現金の引き出しを求めてきたことから、用途を確認したところ「お墓に使う」と答えたが、落ち着きが無かったことから不審に思い、ホットライン通報を行い、被害を未然に防いだ例 等、市民の協力により「特殊詐欺」を防止した例が着実に増えています。 しかしながら、一方で、このように世間で騒がれていても、オレオレ詐欺自体知らない人もいるとの驚くべき事実もあります。青梅警察署も青梅市も様々な周知活動を行っていますが、多くは自治会等を通じての広報活動であります。しかしながら、残念な事に自治会加入率の低下は止まりません。青梅警察署も、自治会に所属せず、各講和やキャンペーンにも参加しない世帯に対する対策が重要だとしています。
質問です
(1)まずはこの点、自治会未加入の方々に対する、周知・広報等についてどう対策を講じて行くのかお伺いします。
(2)警察サイドとしては、日々活動されている例えば民生自動委員の方々と連携し、警察・行政以外の方々にも協力要請し、市全体として「特殊詐欺被害防止」に対する意識向上を図り、特殊詐欺対策を全ての市民に浸透させたいとしていますが、この点についての市の見解をお示し下さい。
(3)特殊詐欺を企図する者達に対し、青梅市はガードが堅いということを発信いて行くことも重要ではないかと考えます。冒頭申し上げたように、警察と行政そして市民が一体となって、特殊詐欺撲滅に取り組んでいる事を示す。例えば一案ですが、特殊詐欺撲滅に向けてのバッジを作り、市民の皆さんに付けてもらう。かなりの啓発効果も期待できると思いますが、如何でしょうか?私は梅の里再生のバッジをつけていますが、拉致被害者救出を求める青いバッジ、乳がん啓発のピンクリボンバッジ等は広く一般に知られております。是非検討をお願いします。
(4)最後に「特殊詐欺」撲滅に向けて今までご答弁頂いた事柄を踏まえ、今後の具体策をお示し頂いた上で、「特殊詐欺」の被害から市民を守るとの決意を市長に伺ってこの項目の質問とします。
市長答弁(4回目)
特殊詐欺撲滅に向けての諸対策についてお答えします。
初めに、自治会未加入者の多々方に対する周知についてであります。ご質問の通り、特殊詐欺に対する認識が不足している方が少なからずいらっしゃることは、憂慮するところであります。全ての市民の皆さまに対し、特殊詐欺の実態や被害防止策等を周知していくこと、そして注意喚起していくことが、被害防止に繋がるものと捉えております。市では、自治会未加入者を含め、多くの方の目に留まるよう、自治会を通じ、詐欺防止啓発チラシを掲示板に張っていただきました。特に、被害者が高齢者に多いことから、介護保険料および後期高齢者保険料の賦課通知書の封筒裏面に詐欺被害防止の情報を掲載するとともに、高齢者のくらしの手引きにも青梅警察署からの注意喚起を掲載しております。また、市の敬老会の場におきましても、青梅警察署から啓発を行っております。さらに、昨年から、宅配事業者の協力を得て、防災行政無線で、特殊詐欺の注意喚起情報を放送した際には、同時にこの情報を事業者に提供し、市内を巡回する配達員による「声掛け作戦」を展開しております。引き続き、周知、啓発を充実できるよう、取り組んでまいります。
次に、民生・児童委員との連携についてであります。市では「青梅市安全・安心まちづくり協議会」および「高齢者の消費者被害等情報連絡会」において、民生・自動委員合同協議会の代表に参加して頂き、詐欺被害の状況等について情報共有しております。特に、民生・児童委員の皆さまに、詐欺被害防止の啓発にご協力頂くことは、高齢者のみの世帯の方に対し、直接的に声かけ出来る効果的な啓発であると捉えております。引き続き、具体的にどのような啓発活動にご協力いただけるか、検討してまいります。
次に、特殊詐欺撲滅に向けた啓発グッツの活用についてであります。特殊詐欺は、いつ狙われるかわからないため、市民の皆さんが、日頃から、防犯の意識を高めておくことが被害防止に繋がるものと認識しています。身近で、いつでも目に留まるような啓発グッツの活用につきましては青梅警察署と協議し、検討してまいります。詐欺被害をゼロにするためには、「詐欺の手口を認識しておくこと」「犯人に対する対応策を承知しておくこと」「困った時の相談体制を確立しておくこと」が極めて重要であります。詐欺犯人に、「青梅市民は防犯意識が高い。」といった印象を与えることが出来るよう、青梅警察署を始め、関係機関と連携し、市民の防犯意識のレベルアップを図るとともに、相談体制をさらに充実させ、特殊詐欺の撲滅を目指して、全力で取り組んでまいります。
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