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梅の香る吉野梅郷再生のために!! Supporters' associatio

議会の活動報告Congress report

報告内容

私の質問(2回目)
「学校給食の現状と課題について」2回目の質問を致します。
学校給食の中で、牛乳を飲まない児童生徒が多くいると聞きます。特に中学校にその傾向が著しく、全く飲まない生徒がかなりの率に上るとも聞いています。さらに飲み残しを含め、その処理費用もかなりの額に昇るとのことであります。市・教育委員会・担当部署としても重要な事項として捉え、対策を講じ改善されつつあるとも聞いておりますが、実態を示して頂きたく、逐次お聞きして行きます。
1、牛乳について伺う前に、まず学校給食全体として、食べ残しはどの程度あるのか?その処理はどうしているのか?コストはどの程度かかっているのか?また、食べ残しを減らすために市・教育委員会としてどのような努力をし、どのような指導をしているのか?を伺います。その上で、
2、牛乳を飲まない、飲み残すという児童・生徒はどの位いるのか?実数・率を示して頂きたい。
3、飲まない、飲み残す理由は何なのか?どう捉えているのか?お示し下さい。
4、改善策を実施して来たと聞き及んでおりますが、どのような対策を取られたのか?それによりどの程度改善したのか?お示しください。
5、牛乳アレルギー等そもそも牛乳が無理な児童・生徒はどの位の率おられるか?その子供たちへの対応はどのようにされているのか?代替の食材はどのようなものを提供しているのか?お聞きします。
6、飲み残しの処理方法と費用についてお聞きします。
(1)以前は業者が引き取っていたとも聞いておりますが、それが出来なくなった理由?について、まずお聞きします。
(2)現状飲み残しを回収した際に、給食センターとしてはどういう作業が生じるのか?人員と作業内容についてお伺いします。
(3)最終的に処理を業者に委託すると思いますが、処理費用はどれくらいかかっているのかお示し下さい。
以上2回目の質問とします。

教育長答弁(2回目)
学校給食における、牛乳の実態等について、お答えします。最初に学校給食全体の食べ残しについてであります。給食センターでは、学校からの食べ残しだけではなく、調理の際の野菜くず等も合わせて処分しております。従いまして、学校からの食べ残しのみの量は、把握できておりませんが、平成29年度に給食センターから排出した残菜は全体で208トンであります。
 次に、その処理方法でありますが、給食センターから排出した残菜は、そのすべてを堆肥化できる業者に処分委託しております。そのコストでありますが、平成29年度にかかった費用といたしまして、収集運搬委託料に約504万円、処分委託料として、539万円の合計約1,043万円となっております。また、食べ残しを減らすための対策でありますが、栄養士による献立の見直しや、調理方法の変更等により、残菜の縮減が図られるよう努めております。また、給食便りを利用した広報の他、栄養士や調理員が学校を訪問し、直接児童・生徒に対し、成長期における栄養摂取の重要性や必要性などについて説明し、給食の食べ残しがないよう指導・啓発しているところであります。
次に、牛乳を飲まない、飲み残すという児童・生徒の実数および飲み残し率につてであります。4月から牛乳の提供がビンから紙パックに変更となりましたが、ビンでの提供であった平成30年3月に行った調査では、小学校が、1日平均6,151本の牛乳の提供数に対し、全く飲まれなかった本数が447本で飲み残しの本数は732本で小学校全体としては1,179本、19.2%の児童が、飲まないまたは飲み残している結果となっております。中学校では1日平均3,499本の牛乳の提供数に対し、全く飲まれなかった本数が1,083本で飲み残しの本数が、164本で、中学校全体としては1,247本、35.6%の生徒が飲まない、または飲み残している結果となっております。 市全体としては、小学校と比較して中学に多くの残乳が見受けられ、中学校で提供される牛乳の3割を超える本数が、全く飲まれていない状況となっております。
 次に、飲まない、飲み残す理由であります。牛乳を飲まない理由といたしましては、給食試食会の際に行っている保護者へのアンケートでは、約6割の家庭で牛乳を「時々飲む」「飲まない」と回答しております。その理由として、多くの方が「味が好まない」「家庭に常備していない」と回答していることから、家庭で牛乳を飲む習慣がないことが、理由の1つであると捉えております。
 次に、牛乳の飲み残し等への対策とその効果についてであります。教育委員会では飲み残し等への対策の一つとして、校長会、給食担当者会などで、未開封と飲み残しの牛乳の状況や残乳の処理状況について報告を行い、先生方に牛乳の喫食について協力頂くよう依頼しました。また、保護者に配布する給食便りの中で、牛乳を飲むことの必要性や、そのメリットなどを掲載し、飲み残し等がないよう周知するとともに、献立や牛乳の回数の見直しも行ったところであります。効果といたしましては、6月に行った調査では、小学校が1日平均6,157本の牛乳の提供数に対し、全く飲まれなかった本数が153本、飲み残し本数が518本となっており、小学校全体では771本、12.5%と3月調査と比較して、408本6.7ポイントの改善がみられる結果となっております。中学校では1日平均3,445本の牛乳の提供数に対し、全く飲まれなかった本数が361本、飲み残し本数が139本で中学校全体では500本、14.5%と、3月の調査と比較して、747本、21.1ポイントの改善が図られております。しかしながら、中学校においては、残乳が依然として多く、全く飲まない生徒が約1割いる結果となっております。今回の調査においては、改善の傾向が見られる結果となっておりますが、今後も継続して調査を進め、より一層の改善を図るとともに、牛乳の提供を続けて行くのか、代替品に切り替える必要があるのかなどを研究してまいります。
 次に、牛乳アレルギーの全児童・生徒に対する割合と対応であります。牛乳アレルギーの割合は5月1日現在で、小学校では、児童6,208人中3人で0.05%、中学校では、生徒3,230人中4人で、0.12%であり、児童・生徒全体では、0.07%であります。なお、対象となる児童・生徒に対する代替えの食材等の対応は現在行っておりませんが、今後の課題と捉えております。
 次に、飲み残し牛乳等の処理方法と、費用についてであります。まず、牛乳業者が飲み残し牛乳等の引き取りを行わなくなった理由でありますが、これまで市では、再利用する牛乳ビンとともに、残乳の引き取りを依頼しておりましたが、牛乳業者がビン牛乳の生産をやめ、紙パックの提供となったことから、本年度の残乳の引き取りが出来なくなったものであります。
 次に、飲み残し牛乳を回収した際の、給食センターの作業内容でありますが、各学校から回収した、未開封と飲み残しの牛乳は、給食センターにおいて、職員が全ての紙パックを開封し、中味の牛乳と紙パックを分別しております。その人員につきましては、午後のランチ皿等の洗浄作業を終えた職員から順次、牛乳の処理作業に当たっております。
 次に、処理費用についてでありますが、収集した紙パックについては、牛乳を購入している業者が無償で引き取りを行い紙として再利用しております。牛乳については、産業廃棄物にあたるため、産業廃棄物処理施設で廃棄処分を行っております。その費用といたしましては、年間処理施設に搬送する収集運搬業務委託料が約241万円、処分委託料が約143万円、合計384万円程度を見込んでおります。


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