***平成29年9月議会一般質問***
私の質問 (1回目)
通告に従いまして、「青梅市における平和事業の推進について」質問いたします。
青梅市は永きに亘り、地道にかつ積極的に平和事業に取り組んで来ました。
・本年8月6日、私はある団体から、平和に関するスピーチを依頼されました。広島の原爆記念日でもあり、青梅市の平和事業の一環としてのピースメッセンジャーとして、市内の中学生を広島に派遣し、広島平和祈念式典に参加している時でもあるため、このピースメッセンジャー事業をスピーチの中で紹介しました。しかし、残念ながら、8月1日の広報おうめに掲載されているにもかかわらず、ほとんどの方がこの事業についてご存じありませんでした。
・市長は平成28年2月議会の施政方針で「平和事業についてであります。平和への意識を次世代に継承するため羽村市と合同で、両市の中学生を広島へ派遣するピースメッセンジャー事業に取り組んでまいります。また、世界連邦運動協会青梅支部と連携し、写真展等を実施してまいります。」 とし、本年度もその方針に沿って、青梅市は着実に平和事業を実施しております。
・このような本市の平和事業につきましては、議会でも各会派の多くの議員がそれぞれの立場から真剣な質疑を行って来たと承知しております。一方、青梅市としては、広報おうめを含め様々に周知に努めていますが、一般の市民の方々にはさほどの関心を持たれず、意外と知られていないのが現状と思われます。そこで、私はより多くの市民の皆様に平和事業への関心を持って頂きたいこともあり、本市の平和事業の取組について、以下質問してまいります。
私の承知している青梅市の平和事業の取組のいくつかについて、具体的内容を質問いたします。
1.1回目の質問として、
私の承知している青梅市の平和事業の取組のいくつかについて、具体的内容を質問いたします。
(1)青梅市は昭和33年に市議会で「世界連邦平和都市宣言」を議決しました。この宣言に基づき、世界連邦運動の推進母体として、昭和34に年世界連邦建設同盟青梅支部が設立されました。その後、名称変更した、世界連邦運動協会青梅支部と連携・協力しながら、世界連邦運動の周知と様々な平和事業を実施して来ました。世界連邦運動とは、世界の国々が互いに独立を保ちながら、地球規模の問題を扱う一つの民主的な政府即ち世界連邦の実現を求める運動です。具体的には
@世界連邦運動協会青梅支部との共催による平和写真展や平和の集いの実施。
A世界連邦運動協会が行う小学生平和ポスターコンクールへの協力等であります。
ここで、まず最初の質問ですが、平成29年度、世界連邦運動協会青梅支部と連携してどのような平和事業を実施していくのかお伺いします。
(2)青梅・羽村ピースメッセンジャーについてお聞きします。本年で3回目の実施となる青梅・羽村ピースメッセンジャーの実現までの経緯と、本年度の実施概要についてお伺いします。また、広報おうめ に、参加者名簿、訪問日程、訪問体験内容等が記されておりますが、より具体的に実施概要をお示しください。加えて、8月20日羽村「ゆとろぎ」ホールの報告会の内容及び参加者状況等について。さらに、学校での報告会の実施状況等についてもお答えください。
(3)次に、平成29年度青梅市平和事業について、伺います。本年度は
@1階ロビーで、7月31日から8月16日までの間、原爆展「サダコと折り鶴」として、2歳で被爆し10年後白血病で亡くなられた佐々木貞子さんのポスター展示とA2階会議室では、8月7日・8日の2日間計4回に亘り、「平和アニメ上映会」として、「はだしのゲン」の上映を実施しました。そこで質問ですが、これらの平和事業はいつから行って来ていますか教えてください?そして今後も続けて行くべきと考えますが、現時点での青梅市の考え方をお示しください。
私は展示会も映画も拝見しました。両会場ともにアンケートが置かれていましたが、どんな感想があったかお答えください?アニメ上映会には2日間でどの位参加者がいましたか?内子供さんはどの位入場されましたか?お示しください。
(4)青梅市非核平和都市宣言及び北朝鮮の核実験に対する抗議文についてお伺いします。
・平成17年、青梅市は、戦後60周年を迎え、平和の誓いを新たにし、この世界が戦争のない平和な世界となるように念願し「青梅市非核平和都市宣言」を行いました。一方、このような核保有・核拡散を防止する国際的な動きにも関わらず、核開発・核実験を強行する北朝鮮に対し、私の知る限りにおいても、青梅市は平成18年・同21年に竹内市長名で、同28年1月・9月には浜中市長名で北朝鮮の核実験に対する抗議文を発信しています。北朝鮮による核・ミサイル開発により、米朝間の緊張状態はかつてないほどに、高まっています。このような状況下、北朝鮮が再度の核実験に及べば、最悪の事態に突き進む恐れさえあります。万が一、北朝鮮がこのような行為に及んだ場合、さらに強い抗議の意思を発するべきと考えますが、市長の見解をお伺いします?
(5)以上4点についてお伺いしますが、この他にも青梅市は、青梅駅前をはじめ、市内6か所に平和の像を設置して、平和のシンボルとして市民の平和への関心を高めてもらう事業。また、戦後70年に当たっては、17名にも及ぶ市民の皆様から寄稿を頂き「戦後70年 未来に語り継ぐ私たちの体験」という冊子を発行しました。また、この冊子の中には、青梅・羽村ピースメッセンジャーの中学生達に語って頂いた、今は亡き岡ヨシエさんの被ばく体験談や、青梅市平和事業としてお招きした海老名香葉子さんの戦争体験談も収録されています。このように本市では様々な平和を希求する事業を実施しており、私はこの事実は高く評価すべきものと認識しております。その他、伺う項目以外の青梅市が取り組んできた平和事業について、併せてお示しください。
以上1回目の質問といたします。
市長答弁 (1回目)
青梅市における平和事業の推進についてお答えします。
最初に、世界連邦運動協会青梅支部との協力連携についてであります。青梅市は、昭和33年4月に市議会の総意に基づき、「世界連邦平和都市宣言決議」が原案可決され、その翌年には、世界連邦思想の普及啓発、およびその実現を目的として、世界連邦建設同盟青梅支部、現在の世界連邦運動青梅支部が設立されました。以降、市では、世界連邦運動協会青梅支部と協力しながら、様々な平和活動を推進しております。平成29年度におきましても、世界連邦運動協会青梅支部が行う、小学生平和ポスターコンクールへの協力や、市との共催事業といたしまして、平和写真展や平和の集いを実施するなど、世界連邦運動協会青梅支部と連携を図りながら、平和活動を推進してまいります。
次に、青梅・羽村平和メッセンジャーについてお答えします。
戦後生まれが人口の8割以上を占め、戦争体験者が減少している中、中学生など若い世代が戦争について学ぶ機会は、机上での学習が中心であり、戦争の記憶の継承が課題となっています。そのような中、ピースメッセンジャー事業は、羽村市との共同事業として、多感な年ごろである中学生が、原爆が投下された広島を訪問し、戦争の悲惨さ、平和の大切さを心に刻み、ピースメッセンジャーとして主体的に行動し、自ら発信できる人材を育成することを目的に実施しているものであります。本事業の実現までの経緯でありますが、新たな平和事業を模索する中で、平成27年度の戦後70年平和事業として、東京都市長会と多摩・島しょ広域連携活動助成金を活用して、青梅市と羽村市、両市の中学生を広島に派遣する事業を共同で実施することとしたものです。
本年度の実施概要でありますが、青梅市13人、羽村市12人、合計25人の中学生を、8月4日から6日、まで広島に派遣しました。派遣に際しては事前学習を3回行い、戦争の歴史や広島に投下された原爆について学び、広島訪問の準備を行いました。広島では、平和記念資料館や慰霊碑等の平和関連施設を見学するとともに、同世代の地元中学生を交え、被爆体験者の方との意見交換を行ったほか、平和式典にも参列するなど、大変貴重な体験をしてきました。広島から戻った後は、2回の事後研修後、8月20日に羽村市生涯学習センター「ゆとろぎ」で、保護者、校長先生を始めとする152人の方にご来場いただき派遣報告会を実施しました。派遣報告会では「私は、被爆者の気持ちを受け継いだ第二の語り部として、伝える使命があると強く感じた」、「私たちは、戦争を体験したわけではないが、それでも戦争という事実を知り、それについて考えることができる。自分なりの思いを込め、周りに伝えることができる。」等、中学生が広島で体験したこと、感じてきたことを、率直な言葉で発表しました。
私も発表会の会場で拝聴しましたが、まっすぐ前を見て発表する姿を見て、大変頼もしく感じるとともに、今回の体験を通して、今ある平和は、先人の犠牲の上に成り立っていることを、深く心に刻むことが出来たものと認識した次第であります。また、学校での報告会の実施状況でありますが、過去2回の青梅市のピースメッセンジャーたちは、全員がそれぞれの学校で、広島での体験や感じたことについて、全生徒に対し報告会を実施したり、学校だよりに掲載しており、ピースメッセンジャー事業の目的である、戦争の悲惨さと平和の大切さを自らが考え、平和のために行動し、発信できる人材の育成と、平和思想の普及に大きな効果があったと確信しております。
次に、原爆展および平和アニメ上映会について、お答えします。
市では、毎年、広島と長崎に原爆が投下された8月6日および9日に合わせて、原爆及び平和アニメの上映会を開催しております。原爆展については平成21年度から、平和アニメ上映会については、小さな子供にも関心を持ってもらいと願い、平成24年度から新たに開催しております。8月は、広島や長崎に原爆が投下され、終戦記念日もあることから、市民の皆様の戦争や平和に対する関心が高まる時期であります。このタイミングで平和事業を実施することは平和思想の普及に大変意義があると考えられることから、この原爆展や平和アニメ上映会については今後も継続してまいります。今年度実施した原爆展および平和アニメ上映会におけるアンケート結果でありますが、原爆展では「今後も、核兵器が世界からなくなるまで、戦争がなくなるまで、こういった催しを続けて欲しい」。また、平和アニメ上映会では「このような機会を作って頂き感謝している」、「これからも長くこの平和事業を続け、子供達に戦争の悲惨さを伝えてもらいたい」といったご意見が寄せられました。なお、平和アニメ上映会の参加者は、2日間で105人、内子供は31人でした。
次に北朝鮮の核実験に対する抗議についてお答えします。
市では、この世界が核兵器や戦争のない平和な世界となるよう祈願し、平成17年に非核平和都市宣言を行ったことから、過去、北朝鮮の核実験に対し抗議文を発信してきました。今後も必要に応じて適切に対応してまいります。
次に、今まで青梅市が取り組んできた平和事業についてお答えします。
市では、ただ今ご質問いただいた事業の他にも、様々な平和事業を展開しております。一例を挙げますと、3月10日の東京都平和の日に合わせての東京空襲展の実施。市庁舎前庭等への広島の被爆アオギリ二世と長崎の被爆クスノキ二世の植樹を行っています。また、平成25年度には、青梅市の世界連邦平和都市宣言55周年を記念して、ヒロシマ親子派遣事業を実施し、併せて市民から寄せられた9万羽以上の千羽鶴を広島平和記念公園内にある原爆の子の像に奉納したほか、平成26年には、青梅市近郊の平和施設をバスで訪問する親子平和バスハイクを実施しました。さらに、平成27年度には、戦後70年ということで、納涼花火大会における慰霊花火の打ち上げ、海老名香葉子氏による平和講演会を行いました。また、市では毎年、平和事業として戦没者追悼式を実施しております。平和事業につきましては、今後も充実したものとなるよう、工夫を凝らし、取り組んでいきたいと考えます。
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