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梅の香る吉野梅郷再生のために!! Supporters' associatio

議会の活動報告Congress report

報告内容

2、大きな2番目としてJR青梅線のダイヤ改正について伺います。
(1回目)本年3月のJR東日本のダイヤ改正において、青梅線は大きな2つの変更がありました。
@一つには、混雑緩和を図るとして、一部河辺行きの電車を青梅まで延長する。そして、混雑の状況を見て、青梅・立川間の車両を増減させる措置、
Aそして、もう一つは輸送体系を見直すとして、青梅・奥多摩間については、平日の日中帯(概ね9時代から14時代)の運転間隔を現行の30分間隔から45分間隔に変更する措置であります。私はこの青梅・奥多摩間の実質減便について質問いたします。
青梅線の利用客につきましては、ネットに公開されている資料によりますと、2014年時点で1日平均通過人員が 青梅・立川間123,414人、青梅・奥多摩間が4,083人、因みに、1987年当時は青梅・立川間が99,012人、青梅・奥多摩間が6,006人であったと公表されています。正に、青梅市における人口動態がそのまま反映されている数字と言えます。旧国鉄が分割民営化され、JR各社は資産の有効活用と輸送力増強による収益向上に注力する中、今回のダイヤ改正はある種やむを得ないと理解しつつも、青梅以西の減便により不便になったとの声が寄せられる都度、なんとかならないかとの思いを強くいたします。利用客の減少による減便で不便さが増し、結果として更なる減便に繋がる怖れなしとしません。そして、その事が青梅市の直面する人口減少を加速度化させる要因の一つに繋がりかねず、人口減少を食い止め、活力ある青梅をつくる浜中市政の障害の一つになりかねません。この減便については、昨年12月にJR側から情報提供がなされました。これに対する青梅市及び議会の対応としては、直ちに、奥多摩町と共同し青梅市としては市長名、議会としては議長名で減便阻止の要望書を提出し、現行の本数を維持するよう要請を行いました。しかしながら、残念な事に、減便となった訳であります。

中曽根内閣の英断で行われ、戦後最大の政治改革とも言われる国鉄民営化は最終的には、1998年国鉄清算事業団の解散時8兆円余の債務免除と16兆円余の債務を国の一般会計に継承、つまり国民負担として継承して完了しました。したがって、このような国民負担を背景に再生されたJR各社は一般の私企業に要求される以上の社会性・公共性を持ってしかるべきと私は考えます。青梅市としては、私企業としてのJRの有り様は十分承知の上で、公共交通を担う役割を持つJRに地元の偽らざる声を届ける責務があると思います。そして、それを怠れば人口減少のペースがさらに速まる怖れさえ生じます。

そこで、質問ですが、
1)昨年暮れにJR側から本年3月のダイヤ改正の報告があった際、減便阻止の要望書を含め青梅市としてはどのような対応を取られたかご説明ください?
 (2)市の要望に対し、青梅以西の減便についてはどのような説明がありましたか?何とか従前通りのダイヤを維持して欲しいとの要請に対しどのような回答がありましたか?
 (3)減便により青梅駅での接続が悪くなり、不便になったとの声を聞きます。日中の青梅発東京行きは、青梅特快が概ね1時間に1本、普通快速が2本あります。30分間隔が45分になった事により、時間帯によってはかなりの待ち時間が生じたり、青梅特快との接続が悪くなった事で不便になった感を強くされているものと思います。このような、青梅駅での接続について何らかの配慮を要請しましたか?
 (4)今回は輸送体系の見直しという事で、現実には減便となった訳ですが、今後の輸送体系について、何らかの言及はありましたか?
以上1回目の質問とします。

(2回目)
JR青梅線のダイヤ改正に付き2回目の質問をします。
(1)人口減少による利用客の減少、結果としての減便が更なる利用客の減少に繋がる、この悪循環を断ち切るにはどうすべきか?これが、極めて大きな課題であると思います。私は、平日といえども御嶽・奥多摩方面へのハイキング客・観光客を増やしていく。JR側との連携を更に強め、更にPRを強化していく事が体策の第一歩だと考えます。勿論梅の里の再生を早期に実現する事も重要な要素であります。青梅市としては、この人口減少にも繋がる、減便・乗客減少問題をどう捉えておられますか?そして、利用客の増加のための対策をなにか考えておられるのか、JRへの要請も含めてお聞かせ頂きたいと思います。

そして、もう一つ
(2)接続の悪さの件で、これだけは是非JR側に改善要請して欲しいことがあります。以前から青梅以西の多くの利用客が不満にしているのは、青梅ライナーの接続の問題です。私も、都心に勤務していた頃、良く利用した東京発の青梅ライナーは2本あります。東京駅20時発・青梅着21時15分のライナー3号は17分待ちで奥多摩行きに接続します。これはまだ良しとしますが、東京駅発21時30分のライナー5号が青梅駅に22時43分に着くと、その3分前の22時40分に御嶽行きは出てしまっているのです。結果青梅駅で30分待つ事になる訳ですが、30分待つ人はまずいません。殆どの人が家族に迎えに来させるか、他の交通手段に頼ります。JRは自ら乗客を逃している訳です。極端に言えば青梅以西の利用客は念頭にないのではないかとすら思える訳で、ここに将来の大いなる懸念材料を見る訳であります。是非、この接続の改善を強くJR側に要請して頂きたいが、見解を伺います。
   
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