本文へスキップ

梅の香る吉野梅郷再生のために!! Supporters' associatio

議会の活動報告Congress report

報告内容

***「令和2年6月議会、一般質問」***

  通告に従いまして、質問をいたします。
私の質問、(1回目)
 「新型コロナウイルス感染拡大に伴う、避難所・避難場所における対応策及び、感染拡大防止策について」質問いたします。
・新型コロナウイルス感染拡大防止に関しましては様々課題がありますが、感染拡大防止に向けて、避難所・避難場所の確保・運営等の対応策に絞って質問します。
・昨年10月の台風第19号の襲来に際し、市では、市役所をはじめ市民センター、体育館、小・中学校等19か所の避難場所を開設しましたところ、830世帯、2000人を超える市民の皆様が避難しました。この秋にも、同様の台風が襲来する可能性もありますが、新型コロナウイルスが拡大した現状では、前回とは全く異なる対応が求められます。
・当時、私は梅郷地区の避難場所を視察し、それを基に令和元年12月議会で一般質問を行いましたが、当時の避難場所では3密を避ける等の対応策は、当然のことながら全く考える必用も無かった訳です。しかし今後は、これをどう実現して行くかが最大の課題となると考えます。避難を勧告・指示されたが、感染が怖いから避難を躊躇するとなれば、複合被害が生じる可能性が出て来ます。複合被害を生じさせないためにも、十分な準備体制を確立しておく必要があります。
・昨年の台風第19号の際の避難状況については、避難場所で、市民の方々が思い思いの場所を確保することで、場所に関する統一的な指示はありませんでした。しかし、今後はそのようなことは許されません。また、体育館のような大きな空間を持つ建物でも、密閉を防ぐ対応が求められますが、風雨が強い時にどうするのか?換気をどうするのか?等々対応について考えておかねばならない事が様々あると思います。
・緊急事態宣言は解除されましたが、第二派・第三派の新型コロナウイルスの拡大が懸念される中、災害の際、避難所・避難場所での対策をどうするのか、この間マスコミも様々に取り上げています。私が特に関心を持った報道の一つとして、4月23日の日本経済新聞の記事があります。「災害避難所「3密」防げ、首都圏の自治体が奔走」という見出しの記事で、各自治体の対策をまとめていました。記事では、昨秋の台風・大雨被害で避難所に多くの住民が集まったこともあり、接触機会をいかに減らすかが急務となっているとし、各自治体は体育館以外の学校施設や民間施設の活用で避難所の過密を解消し、災害が感染拡大を助長するリスクを抑えたい考えだ と報じています。自治体対策の具体例として、いくつか列挙しますが、
①千葉市では、学校の体育館以外に教室などを開放する。避難所に入る前には健康チェックを実施する。
②さいたま市では、新型コロナの感染が疑われる人が来た場合の対策をまとめた資料を作成する。
③川越市ではマスクや消毒液の確保を推進する。
④横浜市では、県立施設や民間施設、展示場などを避難所にすることを検討、とありました。
・また、5月14日のNHK・TVのクローズアップ現代では、「もしも自然災害が起きたら、新型コロナと避難所」という番組を放送し、いかにして、避難所で「3密」を防ぐかをテーマとして、東京足立区等の自治体の取組を取りまとめて報じておりました。
・一方、避難所に人が密集すれば、感染リスクが高まるとして、自宅が安全ならば「在宅避難」を提唱する自治体もあるとの報道もあります。そのバランスをどう取るかも課題ですが、避難所・避難場所の感染拡大防止策は行政の喫緊の課題であります。
そこで質問です。
(1)避難所・避難場所での3密をいかに防ぐかが大きな課題になりますが、3密対策に付きましては、避難所・避難場所そのものを増やす事と、避難所・避難場所の中で3密を防ぐ対策を取る2通りの対応が求められると思います。
①まず、避難所・避難場所の確保については、「青梅市地域防災計画」の中で、「避難所の不足が見込まれる場合は、設置者である市は、指定避難場所以外にも多様な手段で確保に努める。また、災害の規模、被災者の避難及び収容状況、避難の長期化等に鑑み、必要に応じて、旅館やホテル等への移動を避難者に促す。」とあります。私は、民間施設を含め避難所・避難場所の増設・確保について今から準備をしておくべきと考えますが、どのように対応するのか?また、学校の教室の開放を検討する自治体もありますが、市としてはどう対応するのか?伺います。
②次に、避難所・避難場所内での3密防止策についてどのように考えているのか?伺います。具体的には
  ・風雨の強い時など、窓の開放などは不可能ですが、密閉をどう防ぐのか?
  ・密集・密接にならないための人員制限などについてはどう考えるのか?人と人との距離を保つ方策については? また、どの程度の間隔を妥当と考えているのか?ソーシャルディスタンスをどう図るのか?伺います。
  ・高齢者・持病を持つ人等は、その他一般の人とは分離し、対応すべきとの議論がありますが、そのような対応策は考えているのか?また、看護師・保健師の派遣も考慮すべきと考えますがどうか?伺います。
  ・報道では、市川市では間仕切りテントを1000張準備するとのことです。また、千葉市などが導入を予定する、ダンボールの仕切りベッドは、床から少し高い位置にあり、感染防止と三密防止に有効とのことであります。しかし、これらは、スペースの点などから備蓄するのではなく、発災時一早く設置できるよう関係業者との契約を進めておく自治体もあります。市としてそのような導入の準備はあるのか?伺います。
(2)避難所・避難場所に入る際の健康チェックについて伺います。
①避難所へ入る際には、避難者の了解を得て体温測定等を行うべきと思いますが、そのための資材は十分なのか?また、体温測定等を拒否する人にはどう対応するか?伺います。
②咳・くしゃみや発熱などの症状のある人には、専用スペースでの待機をお願いすべきと思いますが、具体的にどう対応するのか?お示し下さい。
(3)避難所・避難場所における衛生管理について伺います。
 ①報道等でも、避難所へ避難する際は、マスク・消毒液・体温計などを持参するよう呼びかけています。市としてもこれら衛生用品の持参を周知すべきと考えますが、どのように周知して行くかお示し下さい。
 ②市民の皆様には避難所へのマスク等の持参が原則として、持参されない方々への対応も含め衛生資材の準備体制について伺います。
 ③トイレでの感染を危惧しております。避難所・避難場所でのトイレの有り様は様々と思いますが、トイレの衛生確保はどうするのか?また、トイレと限らず、共用部分の消毒等はどのように行っていく計画なのかお示し下さい。
 ④さいたま市では新型コロナの感染が疑われる人が来られた場合、部屋を分ける・食料を手渡ししない等の対策をまとめた資料を作成するとありますが、このような感染対策のマニュアルを作る計画はあるのか?伺います。

質問事項へ・・・詳細はこちら